機能性表示食品で死者5人
小林製薬「紅麹」サプリに回収命令
機能性表示食品、 小林製薬の 「紅麹 (こうじ) コレステヘルプ」 摂取との関連が疑われる死者数が5人に上り、 事業者の責任で届け出る機能性食品表示制度のあり方が問われている。 入院者数は4月1日時点で 166 人。 日本腎臓学会が同日、 アンケート調査で同社の機能性表示食品 「ナイシヘルプ+コレステロール」 を服用していた症例が1件あったことを報告した。 同社3製品に回収命令が出ている。 消費者庁は届出がある全ての機能性表示食品 6752 製品の届出事業社 1693 者 (個人含む) に対し健康被害情報の有無、 適切な報告の2項目で質問状を出し4月12 日までに回答を求めた。 対策チームを立ち上げ5月末を目処に機能性食品制度を見直す方針を示した。(4日、 相川優子)
消費者基本計画骨子を公表
パラダイムシフトの必要性は明記
「何をどうシフトするか分からない」
消費者庁は3月 13 日、 2025 年度から 2030 年度までに政府が取り組むべき消費者政策を示す 「第5期消費者基本計画」 骨子を公表した。 4章立てて、 1章現状と課題部分の表題に 「パラダイムシフトの必要性」 を掲げたが、 他のいずれの章にもその必要性に対応する表題はなく、 「立法」 や 「法整備」 の文言は提示された項目のどこにも見当たらない。 何をどうパラダイムシフトするのかわからないという指摘が出ている。 消費者庁創設当初、 「行政のパラダイム (価値規範)転換」 の拠点として創設された消費者庁の司令塔機能を消費者基本計画で高らかにうたった原点に立ち戻り、 何をどうパラダイムシフトするのか明確に盛り込むことを期待したい。(相川優子)
食物アレルギー推奨表示
「マカダミアナッツ」追加
「まつたけ」削除 3月28日から
消費者庁は3月 28 日、 加工食品の食物アレルギー表示の推奨表示 (特定原材料に準ずるもの) に 「マカデミアナッツ」 を追加し、 「まつたけ」 を削除すると公表した。 同日付で次長通知を改正し可能な限り早急な対応を求めた。(相川優子)